産後の腱鞘炎はよくあるトラブルの一つですね。赤ちゃんを抱っこしたり、授乳やおむつ交換などで手首に負担がかかり、腱鞘炎が発症することがあります。
産後の腱鞘炎について詳しく見ていきましょう!
腱鞘炎とは?
腱鞘は、筋肉の腱の動きを滑らかにするためのトンネル(鞘)で、手首だけでなく全身に存在します。この腱鞘のおかげで、普段は手首を滑らかに動かすことができます。しかし、腱と腱鞘がこすれて炎症を起こすと、痛みや運動障害が現れます。ベルトとベルト通しを想像していただくとわかりやすいかもしれません。
腱鞘炎の症状には以下が含まれます。
- 手首や指を動かすと痛い
- 手首や指が腫れている
- 手首や指がうまく動かせない(痺れる、固まる)
- 力が入らない
もしこれらの症状があれば、「腱鞘炎」かもしれません。
産後の腱鞘炎の原因は?
産後の腱鞘炎の原因はいくつか考えられます:
- 育児による手の酷使: 抱っこや授乳、おむつ交換などで手首に負担がかかります。赤ちゃんの頭は重く、寝かしつける際にも手首に負担がかかります。
- ホルモンバランスの変化: 産後の女性ホルモンの変化により、腱鞘炎が発症しやすくなります。
- 姿勢の影響: 猫背や肩の動きの悪さが腱鞘炎を引き起こすことがあります。
腱鞘炎の症状段階
腱鞘炎の症状は3つの段階に分けられます:
- 初期: 手首や指が動かしにくく、違和感がある。この段階で対処することで悪化を防げます。
- 中期: 指や手首が腫れて熱感がある。日常生活に支障が出てきます。
- 後期: 何もしていなくても痛く、動かせない状態。重症の場合は手術が必要になることもあります。
自宅でできる対処法
腱鞘炎は関節を動かしすぎることで起こります。以下の方法で対処できます:
- 炎症部分をアイシングして冷やす。
- 患部を温めながらマッサージを行う。
- テーピングやサポーターで患部を固定する。
我慢せずに少しでも痛みを感じたら、ご相談ください!
当院はバリアフリーになっておりますので、ベビーカー大歓迎です!
つらい症状を一緒に改善していきましょう!