【柔道整復師が解説】夏に増えるその不調、実は「クーラー病」かも?
メカニズムと根本ケア
暑い夏場、「しっかりエアコンの効いた部屋にいるのに、なぜか体が重だるい」「首や肩がパンパンに張る」と感じたことはありませんか?その不調、実は冷房による「クーラー病(冷房病)」が原因かもしれません。
柔道整復師の視点から見ると、クーラー病の本質は「自律神経の乱れ」と「毛細血管の収縮による血行不良」にあります。
人間の体は、外気温と室内の温度差が5度以上になると、体温を調整する自律神経に大きな負担がかかります。猛暑の屋外と冷え切った室内を行き来するたびに自律神経がオーバーワークを起こし、交感神経が優位な状態(緊張状態)が続いてしまうのがクーラー病です。
交感神経が優位になると血管が収縮し、全身の血流が滞ります。特にデスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、筋肉へ酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が溜まって筋肉が硬化します。これが、夏場に「冷房の効いた部屋で過ごしていると肩こりや腰痛、首の張りが悪化する」大きなメカニズムです。
柔道整復師がおすすめする3つの冷え・筋肉ケア
- 「3つの首」を冷やさない 首・手首・足首には太い血管が皮膚近くを通っています。ここを冷やすと冷えた血液が全身を巡ってしまうため、ネックウォーマーやレッグウォーマー、膝掛けを活用してガードしましょう。
- 座りっぱなしを防ぎ、筋肉の「ポンプ機能」を動かす ふくらはぎの筋肉は、血液を心臓へ戻す大切なポンプです。1時間に1回は立ち上がるか、座ったまま「つま先立ち・かかと上げ」のストレッチを行い、下半身の血行を促しましょう。
- 夜は湯船に浸かって深部体温を上げる シャワーだけで済ませず、38〜40度程度のぬるめのお湯に10〜15分ほどゆっくり浸かることで、副交感神経を優位にし、収縮した血管を拡張させます。
クーラー病による肩こりや体の怠さを放置すると、姿勢の崩れや慢性的な関節痛につながることもあります。冷え対策とこまめなストレッチを取り入れ、夏を元気に乗り切りましょう。骨格の歪みや自律神経の乱れから来る深い凝りが気になる方は、ぜひ一度プロの施術にご相談ください。

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