転倒によるケガ

転倒によるケガは、体の一部に強い衝撃が加わることで骨・皮下組織・筋肉などにダメージが加わる鈍的外傷のことを指します。一般的には表層の組織や筋にダメージがあれば「打ち身」と呼ばれています。皮膚に傷口はないものの、皮下組織や筋肉などが挫滅し、微小な血管が破壊されることでアザが生じ、腫れや痛みを伴います。

症状の程度はさまざまで、日常生活でできる打撲傷は数日から数週間で治ることがほとんどです。しかし、事故や転落など強い衝撃による鈍的外傷では、コンパートメント症候群といわれる状態になることもまれではありません。外力が強いときには臓器損傷にも注意が必要です。また、関節に重度な打撲傷ができると関節運動が妨げられることもあり、早期に適切な処置が必要になることもあるので注意が必要です。

多いのは骨折です。ご年配の方や骨密度の低い方は転倒によって簡単に骨折してしまいます。
骨折の中でも橈骨遠位端骨折・上腕骨外科頚骨折・椎体圧迫骨折・大腿骨頸部骨折
上記4つの骨折は転倒によって起きる4大骨折と言われています。
当院では整復(手術しないで骨折を治す事)からリハビリまで経験豊富な院長がいますのでお任せください!

打撲の治療には、患部の冷却や圧迫、消炎鎮痛剤の内服が行われます。患部はなるべく安静に保つ必要があり、場合によってはシーネ固定が行われることもあります。さらに、保存的に経過を見ても消失が期待できないような大きな血腫が形成されている場合には、血腫をドレナージをしたり、除去する手術が行われたりすることがあります。コンパートメント症候群まで進行した場合には、腫れあがって緊満した筋膜を広く切開し、組織内の圧力を低下させる処置が取られます。

転倒によるケガを予防するためには、注意深い行動と適切な環境整備が重要です。高齢者の場合、転倒によるケガは特に注意が必要であり、転倒予防に体操などしていきましょう!

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