TFCC損傷(三角繊維軟骨複合体)

TFCC損傷とは、手首の小指側にある三角線維軟骨複合体(Triangular Fibro Cartilage Complex)が損傷した状態を言います。この複合体は、手首の安定性と柔軟性を保つために重要な役割をしており、損傷すると種に手首の痛み、腫れ、動きの制限などの症状が現れます。TFCC損傷は、過度の使用、外傷性、または加齢による劣化など、さまざまな原因で発生する可能性があります。

TFCC損傷の治療には、保存治療手術治療があります。
保存治療には安静、アイシング、包帯固定、モビライゼーションの使用、物理療法などがあります。
手術治療は重度の場合にのみ検討されます。治療の選択は、損傷の程度、患者の活動レベル、そして生活スタイルに基づいて個別に決定されます。

TFCC損傷の治療をまとめたものを見ていきましょう!
治療法は損傷の程度や原因によって異なりますが、以下のような治療が一般的です:

  1. 保存療法:
    • 安静: 手首を酷使する動作を避け、安静に保つことが重要です。
    • 固定: サポーターやギプスによって手首を固定し、安静を保つこともあります。
    • 関節可動域改善:モビライゼーションやAKA法を用いります。
  2. 手術療法:
    • 保存療法で症状が改善しない場合、最小侵襲手術(関節鏡視下手術)による靱帯やTFCCの縫合・再建術、滑膜切除術が行われることがあります。
  3. 注射療法:
    • 痛みが強い場合には、局所麻酔剤入りのステロイド注射をすることもあります。
  4. 鎮痛薬: 痛みに対して非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛薬を用いることがあります。

TFCC損傷だけに限ることではありませんが、早期の治療が大切になります!
痛みが出たらお早目のご受診をお待ちしております。
手術が必要な場合は近隣整形外科にご紹介いたします。

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